中堅企業の中期経営計画策定支援 ― 幹部育成と組織強化の成功事例
金融機関向けではなく社員に方向性を示す「社内向け中計」の策定を通じて、部門間連携の強化と次世代幹部の育成を実現。5年計画を1年で前倒し達成し、M&A方針の策定まで発展した自律的経営への成長を支援しました。
クライアント概要
ご支援させていただいたクライアントは、総合建設企業であり、 過去に金融機関主導の事業再生を経験し業績は回復したものの、 今後の成長に向けて社内の結束と方向性の統一が課題となっていました。
本支援では、金融機関向けではなく社員に明確な方向性を示す「社内向け中期経営計画」を策定し、 幹部層の育成と自律的な組織運営の実現を目指しました。
会社情報
導入のきっかけ・課題
金融機関向けから社員向けの中計への転換
かつて金融機関主導で策定された再生計画により業績は回復したものの、その計画は社内で十分に共有されていませんでした。今後は金融機関向けではなく、社員に明確な方向性を示す「社内向けの中期経営計画」を策定したいというニーズがありました。
トップダウン経営からの脱却
経営トップに権限が集中し、部長・課長クラスが管理職として十分に機能していない状況が続いていました。部門間の連携不足や、現場の声が経営層に届きにくい体制となっており、組織全体の効率性に影響を与えていました。
次世代幹部育成の急務
世代交代のタイミングを迎え、次世代を担う幹部の育成が急務となっていました。現在の部長・課長クラスは担当者目線が強く、全社的な視点でのマネジメントスキルの向上が必要な状況でした。
支援内容・プロセス
※ 図:支援プロセスと各段階での成果物
現状把握・ヒアリング(約2ヶ月)
部長・課長クラスへの丁寧なヒアリングを実施し、各部門の課題と現状認識を詳細に把握。課長層の意識がまだ担当者目線にあることを確認し、今後の支援方針を明確化しました。
- 全部門責任者への個別ヒアリング
- 現状の組織課題と強みの整理
- 既存計画・施策の検証と評価
基本方針・戦略検討(約2ヶ月)
部門責任者(役員)を中心としたワークショップを開催し、中計の基本方針と各部門別の重点施策・KPIを協議・決定。ファシリテーションを通じて建設的な議論を促進しました。
- 経営ビジョン・基本方針の策定
- 部門別重点施策とKPIの設定
- 部門間連携施策の具体化
- M&A基本方針の議論・整理
計画策定・資料取りまとめ(約2ヶ月)
策定プロセス全体を通じて、役員と管理職の目線を「現場」から「全社」へ引き上げることに注力。社員向けに納得感のあるスローガンも役員メンバーで協議し整理しました。
- 5ヶ年中期経営計画書の完成
- 社員向けスローガン・メッセージ策定
- 実行体制・進捗管理の仕組み構築
- 全社説明会の企画・実施支援
成果・効果
定量的成果
業績目標の5ヶ年計画を1年で前倒し達成
策定した中期経営計画に基づき翌年以降、計画を上回る利益を継続的に計上。当初5ヶ年で目指していた数値目標を1年前倒しで達成することができました。
利益率の大幅改善
部門間連携の強化と営業力向上により、当初計画を大きく上回る収益性を実現。持続的な成長基盤を構築することができました。
定性的成果
組織体制の強化
部門間連携や営業強化を重点施策・KPIとして共通目標に設定。プロジェクト中心メンバーの取締役が常務に昇進し、権限委譲が着実に進展しました。
社員の意識統一
社員向けに納得感のあるスローガンを策定し、全社的な方向性を明確化。役員同士の議論により営業と技術の壁を越えた対話が実現しました。
成長戦略の具体化
M&Aの基本方針についても協議を重ね、後に具体的検討が進展。利益確保を背景に本社ビル建替えの議論も活発化し、長期的な投資判断が可能となりました。
中期経営計画の作成をご検討の方へ
自律的な経営体制の構築を支援します。
- 管理職を現場目線から経営目線へ意識改革を実現。
- コンサルタント任せはなく、社員が自律的に方針を描き、実行に移せる体制を構築。
- 中期経営計画の議論を通じて、部門連係と次世代幹部の育成を同時に推進。
- M&Aの検討や長期投資判断が可能な組織への発展。
中期経営計画策定支援
業種や規模を問わず、中期経営計画の策定から実行まで、御社の成長戦略を伴走して支援します。
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